オンラインスクーリングで企業家に学ぶ経営のスクーリングを受講してみました。
2年生ではこれが最後のスクーリングになります。

テキストは「歴史に学ぶ経営学」というちょっと堅苦しいタイトルの本

 

松下幸之助や本田宗一郎などの起業家がどのように仕事を始め、会社を大きくしていったかを学ぼう!と、いう趣旨だと思います。

スクーリングはどうだったか?

講師の先生は松本 潔(マツモトキヨシ)先生。
かの有名なドラックストアと一緒なのですぐ覚えられてしまうそう。
私はこの先生の授業は他にも1年の時に「経営学入門」だったと思うのですが、受けた記憶があります。
ちなみに経営学入門は「B」でした。

顔からも優しそうな先生という雰囲気が出てますが、本当に優しい先生。
2日間ずっと喋りっぱなしで最後のほうは声が少しかすれて大変そうでした。

スクーリングですが私が2年間受けたスクーリングの中では1番楽しかったです。
グループワークも無いし、適度にビデオ教材なんかも入り飽きずに終わる事が出来ました。

難を挙げるとすれば、その後のレポートの量が多いこと。
そういえば松本 潔先生は前回も多かったような・・・
ギリギリまでかかって、なんとか提出しました。

テキストを読みスクーリングを受けて知らなかった鈴木敏文

スクーリングの中で「日米逆転!コンビニを作った素人達」というNHKのプロジェクトXの番組を観ましたが
セブンイレブンはどうやって日本に入ってきたのかと日本フランチャイズ1店舗立ち上げとその後がわかる番組になっています。

鈴木敏文さんは現在はセブン&アイ・ホールディングス名誉顧問で
日本初のコンビニエンスストア「セブン-イレブン」を立ち上げた人です。

私は鈴木敏文さんの名前は知っていたのですが詳しくは知りませんでした。

鈴木敏文さんは中途でイトーヨーカードに入社された人で、鈴木さんともう1人イトーヨーカドーで左遷されてしまった方が最初に出てきます。
その2人でアメリカにイトーヨーカドー立ち上げの為の市場調査の為に視察に行き偶然にもアメリカのセブンイレブンを発見します。

その時に鈴木さんは当時は大店法(大規模小売店舗立地法)がありイトーヨーカドーが地方に出店するときに地域の小さい商店の賛成を得なけれなばならない。
その調整がとても大変で「大きいスーパーが出店すると商店街の小さな店が潰れてしまう」と、反対運動にあったりしていた様子。

鈴木敏文さんの持論としては、そんなことはなく小さいお店でも、やりかたがあるはずだということを思っていた。

そんな時にアメリカで、小さいお店なのに全米で4000店もあり値引きもしてない店、セブンイレブンを発見し「これだ!」ということで感銘をうけます。
セブンイレブン本社に行くと沢山の人が働いており、マニュアルも大量にありビックリしこれはすごいと思い、不当に高い金額で契約してしまうのですが
そのマニュアルはレジの打ち方とか掃除の仕方とかの、店舗の運営方法みたいなもので全然使い物にならなかったそうです。

でも契約はしてしまったし、ロイヤリティは払わなければならないし・・
そしてノウハウは何もない・・・・
そんなところからセブンイレブンはスタートします。

鈴木敏文さんがアメリカのセブンイレブンと契約をしたのでイトーヨーカドーがアメリカのサウスランド社と小さい店で何でも売る、コンビニエンスストアを作るという記事が日経新聞に出たのをきっかけに
山本さんという豊洲にある山本茂酒店の長男の方がイトーヨーカドーに店をやりたいという手紙を送ります。

アメリカのマニュアルが使えない為、全くノウハウが無い状態ですが
そんなところからセブンイレブン1店舗目がスタートしていきます。

立ち上げ当初は売上は上がったものの、オーナーの山本さんに残る金額は酒屋さんをやってた時と変わらないなどと、
上手くいかないのですが試行錯誤しながら改善していきます。

その中でも話が出てきてなるほど!と思えたのはドミナントの事です。
狭い地域に多店舗展開していくシステムで現在ではコンビニ運営で問題となっている事ですが、当初は何ケースからとか配送するのにも大量に発注しないと商品が注文出来ないシステムを打開するために生まれた事だったそう。

近くに何店舗もあるからこそ小分けで配送する事が可能になったそうです。

今では普通ですがPOSシステムも当初は手動で行ってたそうです。

その後のセブンイレブンとこれからのセブン&アイ・ホールディングス

その後のセブンイレブンはご存じのとうり24時間営業を開始し、
「おにぎり」を販売したり、「セブン銀行」を設立しコンビニの中にATMを設置したりと
店舗数を増やし日本全国にセブンイレブンがある状態を作ることができました。

そして最近セブン&アイ・ホールディングスが、傘下の百貨店事業会社、そごう・西武を売却する方針を決めた。
というニュースが入ってきました。

日本では成長戦略が描けない為、海外に活路を求めるそうです。
株主や投資家らからは評価されているそうですが、鈴木敏文さんが現在もセブン&アイ・ホールディングスの役職だったらどうしたのだろう?
と、興味が沸きます。

なかなか文章にするのは難しいのですが、とてもよく出来た企画で感動できます!
よろしければ是非観てください。

ニンニンニンニン

スクーリングの結果が出たらまた報告します

追記 企業家に学ぶ経営のスクーリングの結果ですが「B」でした。
   経営学入門も「B」でしたし、なかなか厳しいですね!

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