令和3年度賃貸不動産経営管理士試験に独学で合格することが出来ました。
どの程度で合格出来たか、そのプロセスを記載しておこうと思います。
令和3年試験合格点と自己採点
令和3年度(2021年度) 賃貸不動産経営管理士試験
合格点は40点、合格率は31.5%でした。
TACさんLECさん、また資格予備校講師なども最終合格予想ラインを出してましたが(35~38点予想)
結果合格点はそれを大きく上回る40点でした。
私の自己採点は結構ギリギリの42点、
賃貸不動産経営管理士講習なるものを受けていたので5問免除があったから助かったようなものの、
無かったら危なかったかもしれません。
ちなみに間違えたのは、問5・12・23・24・27・34・43・44でした。
実は1回落ちている
令和2年度賃貸不動産経営管理士講習を受けたのちに試験を受けたのですが
他試験とかぶってしまったこともあり、ほぼノー勉で挑んだもののあえなく撃沈されました。
令和2年度は合格点は34点、合格率は29.4%、私の点数は32点でした。
令和2年は他にも「管理業務主任者」、「マンション管理士」と不動産系資格を4つも受験しことごとく不合格に・・・
令和3年は「宅建」と「賃貸不動産経営管理士」に絞って受験してみました。
賃貸不動産経営管理士とは
難しい話は賃貸不動産経営管理士公式ホームページをみてもらうほうがわかりやすいと思いますので詳しくは省きますが、
主にメインの業務である賃貸物件の管理の他
・入居者対応
・退去後の原状回復
・敷金の精算
・市場調査
・賃貸用建物の企画提案
・管理受託契約の締結
・入居者募集に関する業務
・賃貸住宅の「経営」に関するサポートなど
を、業務として行う事が出来ます。
勉強方法
合格するまでに何をどのくらい勉強したか?
ですがまず、ベースとして宅建を受験するために宅建の勉強をしております。
こちらは令和2年、3年と既に2回不合格をもらってます(汗)
まず、令和2年度に賃貸不動産経営管理士講習を受けております。
1日拘束で講義時間9:00〜17:30です。
TACさんの「賃貸不動産経営管理士の教科書」を1読、
同じくTACさんの「賃貸不動産経営管理士の過去問題集」を1周しました。
その他にYouTubeで宅建や賃貸不動産経営管理士の動画を観ました。
主に観たのは【不動産大学2nd】 賃貸不動産経営管理士部by棚田行政書士です。
勉強時間としては大体2年間で100時間くらいだと思います(宅建の勉強時間除く)
賃貸不動産経営管理士講習は必要か?
賃貸不動産経営管理士試験の受験を検討する方には、賃貸不動産経営管理士講習を受けるべきか悩む方が多いと思います。
賃貸不動産経営管理士講習を受講するメリットは、修了すると試験が5問免除(問46~50)される事です。
講習は先に自分でテキストを購入し2週間かけて自宅で行う「事前学習」と
会場に行って1日拘束の(9:00〜17:30)「講習(講習・確認テスト)」で構成されています。
※修了年度より2年間有効です。
私は令和2年に受講しましたので、令和2年、3年と有効でした。
正直これを受講してなければ令和3年は試験自体を受けなかったと思います。
賃貸不動産経営管理士講習を受けるメリットはもちろん試験の5問免除(問46~50)が受けられる事です。
令和3年のデータが数字として出ております。
①全体の合格率
受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
---|---|---|
32,459名 | 10,240名 | 31.5% |
②5問免除(管理士講習修了者)の合格率
受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
---|---|---|
10,390名 | 3,738名 | 36.0% |
受験生全体だと合格率31.5%、5問免除を使った受験生の合格率は36.0%となっており
5問免除を受けることで、合格率が約5%上がっているので管理士講習を受けるのも「アリ」だと言えます。
デメリットは講習料金がかかることで、受講料が18,150円[税込]専用テキスト「賃貸不動産管理の知識と実務」(4,048円[税込])も必要でその他に会場までの交通費を考えると遠方の方はかなりの出費になってしまいます。
合格発表後
合格発表後、次の日にはレターパックプラスにて郵便が届きました。不合格ですと何も届きません。
合格証書と一緒に「賃貸不動産経営管理士資格登録手続きのご案内」という冊子がありました。
賃貸住宅の管理業務に関する2年以上の実務経験が無い場合、「賃貸住宅管理業務に関する実務講習」をWebを利用したeラーニングで行わなければならないそうです。
・学習時間 25時間(自主学習18時間+演習6時間+修了試験1時間)
・受講料 20,000円(税込)
その後登録料を支払い登録申請を行い「認定証書」と「賃貸不動産経営管理士証」の交付を受け、晴れて賃貸不動産経営管理士を名乗ることができます。
・登録料
管理士証を発行する場合 :6,600円(税込)
管理士証を発行しない場合:2,100円(税込)
合格までにかかった金額
賃貸不動産経営管理士講習受講料 18,150円[税込]
専用テキスト「賃貸不動産管理の知識と実務」 4,048円[税込]
TACさんの「賃貸不動産経営管理士の教科書」 2,640円[税込]
TACさんの「賃貸不動産経営管理士の過去問題集」 2,420円[税込]
令和2年度 賃貸不動産経営管理士試験(不合格) 13,200円[税込]
令和3年度 賃貸不動産経営管理士試験(合格) 13,200円[税込]
その他
講習会場と試験会場迄の交通費 約20,000円[税込]
証明写真代 1,400円[税込]
と、ここまでで75,058円
更に登録するとなると、私は異業種で実務経験が無いため
賃貸住宅管理業務に関する実務講習 20,000円[税込]
登録料管理士証を発行する場合 6,600円[税込]
の、合計101,658円[税込]の100,000円オーバー・・・
実務講習は暇とお金に余裕があれば受講したいと思います。
令和4年の賃貸不動産経営管理士試験の難易度
実は合格したかった資格は宅建で(既に2回落ちている)
それなのに何故、賃貸不動産経営管理士試験を受けたかというと
YouTubeの棚田行政書士の不動産大学でダブルで受けたほうが良いと勧めてたので、それを受けて受験してみました。
賃貸不動産経営管理士試験は宅建など他試験と比べて比較的簡単と言われています。
ただ実際には10人中7人は不合格を貰っている訳ですから、ちゃんと勉強しないと合格は難しい試験だと思います。
また難易度も毎年あがっている状態ですが、
令和4年度に関してだけ言えば、令和3年は合格点が40点だったこともあり次は難易度が絶対上がると思います。(個人的意見)
合格点は35点程度にしたいと開催側は思っていると推測出来るので、合格点は下がるが難易度は上がると予想します。
※追記 令和4年度の賃貸不動産経営管理士の結果です
合否基準は出題50問中34問以上(5問免除者は45問中29問以上)
正解したものを合格者とし、
合格者数は8,774名、合格率は27.7%でした。
これから何の資格を勉強するか思案中ですが宅建だけは悔しいので令和4年も受けてみようと思っています。
追記 令和5年賃貸不動産経営管理士の結果
※追記 令和4年度の賃貸不動産経営管理士の結果です
合否基準は出題50問中36問以上(5問免除者は45問中31問以上)
正解したものを合格者とし、
合格者数は7,894名、合格率は27.9%でした。